すべてのカテゴリ
ホーム> ニュース

高温用オイルシールを選ぶ際に注目すべきポイントとは?

Sep 07, 2026

購入する際 高温用オイルシール まず確認すべきは、宣伝されている耐熱温度ではなく、シール材質および設計が、実際の熱・潤滑油・シャフト回転速度・圧力・作動時間の組み合わせに耐えられるかどうかです。シールの耐熱範囲が仕様上適しているとしても、その他の使用条件が考慮されていなければ、早期に劣化・破損する可能性があります。

温度は、まずシール部での実際の温度を評価すべきです。機械内部の温度とオイルシール周辺の温度は必ずしも一致しません。特に高回転時には、シャフトの回転による摩擦熱がシールリップ部で発生し、局所的に温度が上昇します。連続運転、潤滑不良、シャフトの偏心、あるいは不適切なシャフト表面状態なども、この局所的な発熱をさらに増大させます。

したがって、材質の選定は重要な判断要素となります。一般用途の油・グリース密封には、中程度の温度条件下で使用されるNBRが広く用いられています。一方、高温環境や油・燃料その他の厳しい流体に対する優れた耐性が求められる場合は、FKMがよく選ばれます。ACMやPTFEなどの他の材質は、特定の高温用途において検討対象となることがあります。最適な材質の選択は、温度のみならず、実際の使用環境全体を総合的に考慮して行う必要があります。

注文前に、使用する潤滑剤も明確にしておく必要があります。エンジンオイル、ギアオイル、作動油、燃料、合成潤滑剤など、さまざまな潤滑剤は、エラストマーと異なる相互作用を示す可能性があります。シールは、想定される使用寿命期間中、実際に使用される媒体と常に互換性を保つ必要があります。ある種類のオイルに対して良好な性能を発揮する材質であっても、別の流体に対しても同様に機能すると自動的に仮定してはなりません。

シャフトの回転速度も、見落とされがちな要因の一つです。シールリップは常にシャフト表面に対して相対運動をしており、その速度は摩擦、発熱、摩耗に直接影響します。シャフト速度が高くなるほど、リップ形状、潤滑状態、シャフト表面粗さ、材料選定の重要性が増していきます。過酷な高速用途では、従来型のゴム製オイルシールが必ずしも最適な構造とは限りません。

high-temperature-oil-seal.jpg

取り付け条件も確認が必要です。シャフト端面の鋭利なバリ、シールリップの損傷、不適切な圧入、ハウジング内の異物混入、あるいはシャフトの過度な振れなどは、シール材質が適していても漏れを引き起こすことがあります。そのため、シャフトやハウジングの状態を確認せずに単にシールだけを交換すると、再び漏れが発生する場合があります。

調達担当者の方々にとって、シールメーカーに提供すべき最も有用な情報には、シャフトの直径、回転速度、使用温度、潤滑剤の種類、圧力、シャフトの状態、周囲環境が含まれます。これらの情報をもとに、サプライヤーはカタログ上のサイズを単に照合するのではなく、実際の使用条件に応じた最適なシールを提案できます。

要するに、高温用オイルシールを購入する際のポイントは、単に耐熱性が最も高い材料を選ぶことではありません。設備の実際の使用条件において安定して機能するよう、材料・シール構造・寸法の組み合わせを総合的に検討することが重要です。

無料お見積もりを取得

担当者よりすぐにご連絡いたします。
メールアドレス
電話番号
氏名
会社名
お問い合わせ内容
0/1000